光脱毛の基本とは?抜ける仕組みを理解しよう

光脱毛がどのように毛に作用するのか、基本的なメカニズムを解説します。光脱毛の基本的なメカニズムは、毛根に含まれる「メラニン色素」に光エネルギーを当て、その熱で毛根にダメージを与えることで、毛の成長を抑制するという仕組みです。
1. 光が毛に照射される
光脱毛では、特定の波長の光を肌に照射します。この光は「メラニン」という毛に含まれる黒い色素に反応しやすいように設計されています。
2. メラニン色素が光を吸収
毛のメラニン色素が光を吸収すると、そのエネルギーが熱に変わります。メラニンは特に成長期の毛に多く含まれているため、成長中の毛に対して効果が高くなります。
3. 毛根が熱によってダメージを受ける
光を吸収して生じた熱が毛根(毛を生み出す細胞がある部分)や毛包に伝わり、これらの組織にダメージを与えます。これによって毛の再生能力が弱まり、毛が抜け落ちたり、次に生えてくる毛が細くなったり、薄くなったりします。※減毛とも言います。
IPLは毛根に作用し、SHRはバルジ領域と呼ばれる部分に作用します。
IPLの方が効果は高いのですが、光が単発になるため時間がかかること、また痛みはSHRよりも強く感じやすいのが特徴です。
SHRは毛包、バルジ領域へ熱を加え蓄熱させ弱体化し減耗する効果となるため効果が比較的弱く、ご自身の毛の濃さだけではなくサロン毎に出力が異なるため、効果が出る、出ないにより「SHRは抜けない」と間違った知識が伝わっていることがあります。
4. 毛の成長が抑制される
一度ダメージを受けた毛根は、毛を再び生やす力が弱くなります。これにより、次に生えてくる毛が遅くなり、回数を重ねることで毛の成長がほとんどなくなる、または非常に細く薄くなることが期待できます。
5. 施術回数と毛周期の関係
光脱毛の効果を最大限にするためには、複数回の施術が必要です。毛には「毛周期」という成長サイクルがあり、光脱毛が効果的に作用するのは成長期の毛のみです。休止期や退行期の毛は光脱毛の効果が少ないため、定期的に施術を受けることで、すべての毛に対して効果を発揮します。
このように、光脱毛は毛に含まれるメラニン色素をターゲットにして、毛根にダメージを与えることで毛の再生を抑制する脱毛方法です。ただし、毛の色が薄い場合やメラニンが少ない部分では効果が低くなることがあるため、個々の肌や毛質に合わせた施術が重要です。
抜けない光脱毛の原因と対策:なぜ抜けないのか?
光脱毛で毛が「抜けない」場合、いくつかの原因が考えられます。それぞれに対する対策も異なるため、原因を理解し適切な対応を取ることが大切です。ここでは、抜けない主な原因とその対策を詳しく説明します。

1. 毛周期に合っていない施術
原因
毛には「毛周期」という成長サイクルがあり、成長期・退行期・休止期の3段階があります。光脱毛は、メラニン色素をターゲットにしているため、繰り返しになりますが成長期の毛に対してのみ効果があります。それ以外の毛はメラニンが少なく、光脱毛が効かない場合があります。施術時に成長期の毛が少ないと、脱毛効果が感じられないことがあります。
対策
- 定期的に施術を行う:毛周期に合わせて数週間から数か月ごとに脱毛を行うことが大切です。成長期の毛が表面に出てくるタイミングに合わせて施術を繰り返すことで、すべての毛に対して効果が発揮されます。
- 毛周期を把握する:しっかりと2週間毎に通うなどご自身のサイクルで定期的に通うことがとても重要です。
2. 出力が低い・適切でない設定
原因
家庭用脱毛器やサロンでの施術でも、照射の出力が低すぎると毛根に十分なダメージを与えられないため、毛が抜けにくくなります。特に古い脱毛マシンを使っているサロンの場合、出力が弱いことが多いため、結果が出にくいことがあります。
対策
- 出力を調整する(してもらう):サロンで施術を受ける場合、出力が低いと感じる場合はスタッフに相談し、可能であれば出力を上げてもらうように依頼することができます。家庭用脱毛器の場合も、説明書を確認して最大出力で施術するか、肌に負担がかからない範囲で出力を調整してみてください。
- 出力の高いマシンを採用しているサロンを検討する:美容脱毛で効果を感じにくい場合、より高い出力が可能なサロンでの施術を検討すると、抜けやすさが改善されることがあります。
3. 肌の色や毛の色が合っていない
原因
光脱毛は毛のメラニン色素に反応するため、メラニンが少ない薄い色の毛や、肌自体にメラニンが多い(色黒肌)の場合、光が適切に反応しないことがあります。特に薄い色の毛(白髪、金髪など)はメラニンが少なく、脱毛効果が低くなります。※白髪に関してはほぼ効果0と言っても過言ではありません。
- 自分に合った脱毛方法を選ぶ:薄い毛や色黒の肌に適しているのは、美容サロンの光脱毛であればSHR脱毛で出力を徐々に高めて施術する、それでも効果が無い場合はクリニックの医療レーザー脱毛や、ニードル脱毛(針脱毛)などが効果的です。これらの方法は毛の色や肌の色に関係なく効果を発揮します。
- 脱毛機器の種類を確認する:光脱毛にもIPL(インテンス・パルス・ライト)やSHR(スーパー・ヘア・リムーバル)など、異なる波長や技術があるため、毛質や肌質に合った脱毛方法を選択、またはサロンまたはクリニックへの変更を検討する。
4. 毛根へのダメージが不十分
原因
光脱毛は毛根に熱を加えてダメージを与え、毛の成長を抑制する仕組みです。しかし、毛根が十分にダメージを受けない場合、毛が正常に成長し続け、結果として抜けにくくなることがあります。この原因には、照射が毛根にしっかり届かない場合や、施術者のスキル不足、マシン性能の低さが考えられます。
対策
- 有人サロンであれば施術者のクオリティ、マシンを疑う:しっかりとした業務用マシン、経験豊富な施術者がいるサロンやクリニックを選んでいれば、技術的なミスを避けることができます。また、施術中に不安を感じた場合は、遠慮せずに施術者に相談しましょう。
- セルフサロンであればマシンの出力(周波数):こちらも十分はパワーを出せるマシンであるのか、IPL、SHRと選択が可能かが重要です。SHRのみのサロンも多くなっていますがSHRしかなく出力を上げることができない環境だった場合、それ以上そのサロンでは効果が見込めません。
5. 肌のコンディションやホルモンバランスの影響
原因
肌の状態が悪かったり、ホルモンバランスの乱れがあると、脱毛効果が減少することがあります。特に、妊娠中やホルモン治療を行っている場合、毛が抜けにくくなることがあります。男性であればAGA薬の服薬がある場合、特に脱毛効果に大きな影響を与えます。
対策
- 肌のケアをしっかり行う:施術前後に肌の保湿をしっかり行い、コンディションを整えておくことが大切です。肌が乾燥していると、光がうまく浸透しないことがあります。
- ホルモンバランスに注意する:妊娠中やホルモン治療中は、ホルモンの影響で毛が成長しやすくなる場合があります。この時期は脱毛の効果が薄れることがあるため、施術のタイミングを調整するのが良いでしょう。
自分に合った光脱毛サロンを選ぶ|または医療脱毛も検討する

光脱毛を効果的に行うためには、いくつかの条件や施術時のポイントに注意することが重要です。これらを意識することで、脱毛の効果を最大限に引き出し、より早く理想的な結果を得ることができます。
1. 自分の毛質・肌質に合った脱毛方法を選ぶ(美容・光脱毛の場合)
光脱毛機器には、IPL(インテンス・パルス・ライト)やSHR(スーパー・ヘア・リムーバル)など、異なる種類があります。自分の毛質や肌質に適した機器を選ぶことが効果的な脱毛には欠かせません。
- IPL(インテンス・パルス・ライト): メラニン色素に強く反応し、特に濃い毛に効果があります。ただし、色黒の肌や薄い毛には効果が低いことがあります。
- SHR(スーパー・ヘア・リムーバル): メラニンに依存せず、肌への負担が少ないため、薄い毛や色黒の肌でも効果が期待できることが特徴です。
2. 毛周期に合わせた定期的な施術を行う
毛は成長期、退行期、休止期といったサイクルを繰り返しているため、光脱毛の効果を十分に得るためには毛の成長サイクル(毛周期)に合わせた施術が必要です。
- 施術の間隔を守る: 成長期の毛が最も効果的に脱毛されるため、サロンやクリニックで推奨される施術間隔を守ることが大切です。一般的には2週間に1度の施術が推奨されています。
- 長期的なスケジュールを計画する: 光脱毛は1回で完全に毛が抜けるわけではないため、複数回の施術が必要です。最低でも6~10回程度の施術が理想です。
3. 照射レベルを適切に設定する
脱毛効果を高めるためには、照射レベル(出力)が適切であることが重要です。照射レベルが低いと毛根へのダメージが不十分になり、効果が薄くなってしまいます。しかし、照射レベルが高すぎると肌に負担をかけ、やけどや炎症を引き起こすリスクがあります。
- 徐々に出力を上げる: 初めて施術を受ける(行う)際は、低めの出力から始め、肌の反応を確認しながら徐々に強くしていくのが安全です。
- 施術中の痛みに注意する: 脱毛時に適度な熱感や痛みを感じるのは効果がある証拠ですが、強すぎる痛みや不快感を感じた場合は、すぐに止め(施術者がいる場合は施術者に伝え)、出力を調整しましょう。
4. 事前のシェービングをしっかり行う
光脱毛を行う前に、照射部位をきちんとシェービングしておくことが重要です。毛が長いまま光を照射すると、表面の毛が焼けてしまい、肌に負担がかかるだけでなく、毛根に十分なエネルギーが届かないことがあります。
- 施術前日にシェービング: 肌を傷つけないように、施術の1日前に電動シェーバーなどを使ってやさしく剃毛しましょう。ワックスや毛抜きでの脱毛はNG(毛根が残っていなければ効果はありません)。またカミソリでの剃毛も肌へのダメージがある為できれば避けましょう。
- 肌に優しいシェービング方法を選ぶ: 剃毛によって肌が荒れてしまうと、施術時に痛みを感じやすくなったり、炎症の原因になったりするため、シェービング後は保湿をしっかり行いましょう。
5. 保湿や冷却|脱毛施術後の肌ケアを徹底する
光脱毛後の肌は、熱が加わるため一時的にデリケートな状態になります。適切なアフターケアを行うことで、肌トラブルを防ぎ、脱毛効果を高めることができます。
- 保湿ケアを欠かさない: 脱毛後の肌は乾燥しやすいため、しっかりと保湿ケアを行い、肌の状態を整えましょう。アロエやセラミド配合の保湿クリームなどを使用するのがおすすめです。
- 日焼けを避ける: 施術後の肌は紫外線に敏感になるため、日焼け止めを使用するか、直射日光を避けることが大切です。施術後1週間ほどは特に注意が必要です。
- 冷却する:脱毛後は適度に冷却をすることも大事です。冷却、保湿を怠ると痒みがでやすく、赤みがでたり肌のトラブルの原因になります。
6. サロンやクリニック選びにも注意を払う
脱毛の効果は、施術者の技術やマシンの質にも大きく左右されます。特に美容サロンの場合「エステ、光脱毛は抜けない」と言われがちですが、決してそのようなことはございません。
- サロンのマシンの質: IPL、SHRでも出力の差で効果が雲泥の差になることも多いのです。そのため、もしご自身が通っているサロンで効果が見られなければサロン、クリニックの変更をおすすめします。
- ひとくくりにしない: 当店(4Me)のような無人サロンの場合はシンプルに出力の違い、施術者のいるサロン、クリニックの場合もスキルで出る差はそれほど大きくありません。結局はマシンの質の部分、そのサロン、クリニックが推奨、設定している出力はそれぞれ違うということは覚えておきましょう。サロンを変更すれば良くなるケースは高いのでお試し料金のあるサロン、都度払いの安いサロンなどで試し効果を比べることも重要です。
7. 施術の効果を追跡し、変化を確認する
光脱毛の効果は徐々に現れるため、どの程度効果が出ているかを確認しながら進めることが重要です。特に毛が薄くなったり、成長が遅くなったりする変化を見逃さないようにしましょう。
- 写真で経過を確認する: 脱毛施術前後の写真を撮っておくと、毛の減り具合や成長速度の変化が視覚的に確認でき、効果を実感しやすくなります。
- 施術回数に応じた期待値を設定する: 光脱毛は数回の施術で効果を感じ始めることが多いですが、全ての毛がなくなるまでには個人差があります。効果がすぐに出なくても、焦らずに定期的に施術を続けることが大切です。
まとめ
光脱毛で毛が抜けない場合、原因はさまざまですが、毛周期やマシンの性能や出力、個々の毛質や肌質に大きく影響されます。定期的な施術やご自身の肌に合った出力、施術後の肌ケアなど、しっかりと対策を講じること、
また効果的な光脱毛を行うためには、自分の毛質や肌質に合ったサロン(マシン)を選び、毛周期に合わせた定期的な施術を受けることがポイントです。
照射レベルの適切な設定や施術前後のケアも欠かせません。
それでも抜けない、脱毛の効果が得られない場合はクリニックでの医療脱毛も検討すると良いでしょう。いずれにしても信頼できるサロンやクリニックを選択し効果を確認しながら進めることで、光脱毛の効果を最大限に引き出すことができます。



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